先週末、「実録・連合赤軍」のロケハンに行ってきました。
雪深い山、風にあおられて舞い上がる雪煙、
山間を流れる急流、薄日がさしたかと思うと吹雪き出す山の空。
「17歳の風景」に続いて撮影を行う
カメラマンの辻智彦さんが、
新しいカメラを持参、試し撮りをしました。
監督が思い描く1つ1つのシーンが、
具体的なイメージとなっていくロケハン。
真っ白な大地を眺めていると
吹き上がる雪の渦の向こうの裸の木々の間から、
赤軍の若者たちの姿が見えてくるような気がしました。
脚本、撮影、この映画づくりに携わる一人ひとりが
監督の描くイメージを、風の音、木々の影、雪の深さ、
具体的な手触りとともに感じた瞬間でした。
今週後半、監督はサンドニ映画祭に招待されて、
フランスへ発ちます。
監督がフランスにいる間も、
日本では制作準備を着々と進めていきます。
チラシ配布など、引き続き、ご協力くださる方を求めています。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。(A)