フランクフルトの「日本コネクション」という映画祭に
招待されていた監督が、日本に帰ってきました。
昨夜、新宿にて、映画の構成の打ち合わせをしました。
フランクフルトでは、ルフトハンザ航空の客室乗務員が
休暇をとり、ボランティアとして監督に同行してくれました。
「助監督経験者かな、と思うくらい、とても気配りの細やかな人だったよ。
客室乗務員だと聞いて、なるほど、だからか、と思った」
さて、向こうの映画祭で、監督はこんな話しをしたそうです。
「ものを作る人は、時の政治を批判する目を持たなくちゃいけない。
批判しながらでも、ちゃんと仕事ができるのが本物じゃないかな。
批判したら、CMの仕事が来なくなるとか、TVに出られなくなるから、と
言うべきことも言わないのは、ものを作る人間として情けないと思う」
表現者として、批判の目を忘れない。
監督の、ものを作る人へのメッセージであり、自分への問いかけでもあります。
来月の監督は、ソウルの映画祭へ。(A)