昨日、2月28日(木)21時。週の真ん中の夜遅くにも関わらず、テアトル新宿
は、一足早く「実録・連合赤軍」を見ようというお客様の熱気に包まれていました。
36年前のこの日、あさま山荘の銃撃戦が終結、連合赤軍の5人が捕らえられました。
90%近い視聴率で日本中の目を釘付けにした銃撃戦が終わり、
同志粛清がこれから明らかにされていこうという時でした。
そういう日を、若松監督は、特別先行上映の日として選びました。
そして、その監督の思いを見届けるべく、たくさんのお客様が劇場に足を運んで
くださいました。
上映前に、監督から短い挨拶。
この映画がとうとう完成できたこと。36年前のこの日がどういう日だったのかと
いうこと。とにかく、作品を見て欲しい、ということ。
そして、テアトル新宿で初めての『実録・連合赤軍』の上映が、静かに始まりま
した。
3時間10分後。
ロビーは、興奮した顔つきのお客様で溢れました。
取材にきていたテレビ局のマイクに、自分の衝撃を語っていた人。
泣きながら、監督に駆け寄った人。
黙って、監督に握手を求める人。
それぞれの人が、スクリーンの上で、それぞれの出会いをした。
そのことを実感しました。
劇場に来てくださった方、ありがとうございました。