8/15、大阪での舞台挨拶のあと、若松監督と大西さんは京都に移動しました。
京都シネマでも、劇場の開場時間前から、お客様の列ができ、舞台挨拶は通路まであふれる程の人が集まりました!
「立って見るのは大変ですよね。今日はわざわざありがとうございます。戦争はただの人殺しであって、お国のためとかそういうものはない。知らない相手を平気で殺すし、自分も死ぬんだということが、画面の向こう側に見えればと思ってます。この1時間半は、損はさせません」と監督が挨拶すると、大きな拍手が起こりました。
大西さんは、「今日はこんなに沢山の方にお集まり頂き、ありがとうございます。僕と寺島さんが演じた夫婦というのは、その時代日本のどこかにきっといたんだろうという気持ちで演じました。自分も含め、戦後生まれの人にとっては特殊な状況に映るかもしれませんが、本当にそういう時代があってそういう人たちがいたということを考えながら見ていただければと思います」と、これから映画を御覧になる方に話しかけていました。
大西さんへは『実録・連合赤軍 ~あさま山荘への道程~』に続き2回目の若松組への参加について、監督へは大西さんをキャスティングした理由などが質問されました。
また各々に「寺島さんについて教えて下さい」という質問がありました。監督は、「この本が出来上がった時に誰にしようか考えたんですが、どうしても寺島さんに戻ってきたんですよ。見てもらったら分かると思いますが、昭和の女なんです。それと“もんぺ”がすごく似合う人ですから。大西は寝てるだけだけどね(笑)、いや嘘だけど!」というと会場は笑いに包まれていました。大西さんは「寺島さんに関しては、結果ベルリン受賞という素晴らしい賞を受賞されましたが、それ以前からとても凄い方で、以前ご一緒した時もそう思いましたが、今回改めて想いました。またご一緒できて光栄に思っています」と話されました。
京都シネマ舞台挨拶も大盛況に終わり、監督と大西さんは名古屋、浜松に向かわれました。
今回のブログに御協力頂きました、京都シネマの皆さま、ありがとうございました!