作品は、劇場で観客と出会った瞬間に完成する。
つまり、明日「海燕ホテル・ブルー」が本当の意味で
完成する瞬間がやってくる。
作品の初日の前夜はいつも眠れない、と若松監督は言う。
何の言い訳もできない瞬間。
作品が作った側の手を離れて、お客さん一人一人のものとなる瞬間だ。
その瞬間を、一人でも多くの方たちと迎えられることを願いつつ…。
船戸与一氏が若松監督による映画化を願い、
そして監督が力を振り絞って実現した、
若松作品史に新たなノイズを生み出した作品です。
この生まれたての作品を、
「三島由紀夫」のクランクアップからわずか3週間後にクランクイン、
怒涛の若松節が炸裂した作品を、ぜひ劇場でご覧下さい。
また、明日9日は、「原発都民投票」のための署名期限の最終日。
原発再稼働について自分の問題として、自分の頭で考え、自分で選択する。
その形の1つとして、動いてきた都民投票の条例を求める署名運動。
明日、テアトル新宿の場内でも
渋谷区、中野区、杉並区、練馬区、世田谷区、国分寺市の署名簿を用意します。
各地区の有権者の方、ぜひご協力をお願いします。