« 2013年04月 | メイン | 2013年06月 »

2013年05月 アーカイブ

2013年05月09日

今週末よりポレポレ東中野、トーク続々!

しばらく更新途絶えて申し訳ありません。

今も全国各地にて上映中です。

そして、久しぶりの都内上映が今週末より
ポレポレ東中野にてスタートします。
実は、若松監督とも何かと縁の深い東中野にて!
2週間の上映期間中、キャストたちが
続々とトークに駆け付ける予定です。

まずは第1弾!
5月14日(火)15:10上映後/17:30上映前 地曵豪さん
5月18日(土)12:40上映後/15:10上映前 佐野史郎さん
5月19日(日)12:40上映後/15:10上映前 高岡蒼佑さん

まだまだ続々とトークイベントが続く予定。
決まり次第ブログ及びtwitterにて告知していきます。

2013年05月10日

ポレポレ第2弾!

新たなキャストの舞台挨拶が確定しました。

5月14日(火)15:10の上映後/17:30上映前 地曵豪さん/安部智凛さん
5月24日(金)15:10の上映後/17:30上映前 安部智凛さん/大西信満さん

安部さんは、半蔵にからみつく後家の女を怪演した女優。
地曵さん、大西さんともに、「実録・連合赤軍」からの若松組です。
彼女彼らが語ってくれる若松組の現場の話しは
大笑いしつつ、いつのまにか目頭から涙がこぼれ落ちているのです。

ぜひ、ご期待ください。

2013年05月13日

ポレポレ第3弾!

先週末より公開の始まったポレポレ東中野。
キャストトーク第3弾告知も、素敵なゲストが確定しました!
「実録・連合赤軍」で森恒夫役を熱演した実力派、地曵豪さんと
「海燕ホテル・ブルー」ヒロインで
若松組鮮烈デビューを飾った片山瞳さんのお二人。
地曵さんは「海燕ホテル・ブルー」の主演でもあり、
女によって仲間との共同幻想が脆くも崩れていく男を怪演。

「千年の愉楽」では、片山さんは三好に愉楽を教える
エキゾチックな美女、蘭子を熱演し
地曵さんは、後家の初枝を半蔵とともになぶりものにする
荒くれた男・清二を演じます。

5月22日 15:10上映後/17:30上映前 片山瞳さん・地曵豪さん

「千年の愉楽」の現場を、
前作「海燕ホテル・ブルー」エピソードも交えて
照射してくれることでしょう。
近年の若松組のディープな一面、聞き逃せません。

2013年05月14日

ポレポレ第4弾!原田麻由さん登壇決定!

ポレポレ東中野の上映、
まだまだ続く、ゲストの登壇。

5月18日(土)12:40上映後/15:10上映前
佐野史郎さんのトークに、原田麻由さんも登壇する事が決まりました。
原田芳雄さんの愛娘である麻由さん、
中上作品を家族で愛読していたといいます。
芳雄さんは、中上作品の映画化に強い思いを抱き
そして、形は違えど、娘がその夢の実現に一役担ったといえます。

麻由さん演じるミツはオリュウとともに年齢を重ねる路地の女。
その存在感が作品に与える影響は少なくなく
若松監督は、ミツのトップシーンから
かなり厳しい演出を繰り返していました。

佐野史郎さんと原田麻由さん、お二人のトークから
どんな世界が垣間見えるでしょうか。
お楽しみに!

5月18日(土)12:40上映後/15:10上映前 佐野史郎さん、原田麻由さん

ポレポレ東中野トーク第1弾終了!

本日、ポレポレ東中野にてのトークイベント第1弾。
清二役の地曵豪さんと、初枝役の安部智凛さんが
舞台挨拶に駆け付けました。

平日の午後という事もあって
客席は大入りという訳にはいきませんでしたが
来て下さったお客さまに最大の感謝を込めて
二人がスクリーンの前に立ちました。

DSCN1341.JPG


「実録・連合赤軍」以来の若松組同志の二人。
レンセキの現場で初日からいかに怒られ
いかに怒りの中に監督の愛情を感じたか。
現場でヘコみ、役者同士のダメだしや支え合いで
日々進んでいった怒涛の現場。
話題は尽きず、あっという間の20分でした。

終始、笑いに溢れつつも、
二人の言葉の中には、若松監督への愛情があり
そして、変化球織り交ぜてエピソードが加速する
安部智凛さんの会話を全て受け止めて
お客さんへ届けようとする地曵さんの配慮もあり
ああ、そうだそうだ、こうやって役者さん同士が
支え合って、予定調和ゼロの現場が動いていっていたなあと
もう二度と戻って来ない若松組の現場を
懐かしく思い出したのでした。
 
DSCN1335.JPG
 
 
次々と新たなトークが決まっています。
次は18日(土)佐野史郎さんと原田麻由さん。
その前に、もしかしたらスペシャルサプライズがあるかもしれません。
決まり次第、ブログとツイッターにて告知して参ります。

2013年05月18日

ポレポレ東中野速報。佐野史郎さん、原田麻由さん!

本日はカラリと晴れた初夏の陽気。
「千年の愉楽」上映中のポレポレ東中野にて、
トークイベント第2弾が行われました。

本日のゲストは佐野史郎さんと原田麻由さん。
若松監督とは状況劇場時代から32年の付き合いになるという佐野さんと
若松作品に多く出演してくださった原田芳雄さんの愛娘の麻由さん。

中上作品を家族で愛読し、中上健次さんとも親交があり
新宮とも深くつながっていた芳雄さんは、
中上作品の映画化にも強い思いを抱いていた事。

そして、こうして若松孝二が中上さんの作品の映画化を果たし、
芳雄さんの遺伝子の麻由さんがミツに配役された事、
三好のコートやオバの袢纏などに芳雄さんの衣裳が使われていた事などを
二人が楽しげに語りました。

DSCN1359.JPG

「若松監督も中上さんも、状況劇場にもよく来ていたけれど
 あの二人は双子みたいによく似ていて…大げんかの後に仲良しになったのは
 若松監督は中上作品をそんなには読んでいなかったと思うけれども
 活字ではなく身体で丸ごと中上さんの作品が伝わっていると感じていた」
と佐野史郎さんが振り返りました。
「残念ながら、『千年の愉楽』ロケが実現したときには
 芳雄さんはすでに亡くなれていて、ワンカットも登場はしていないけれど
 僕は、彦之助の父親、タツに芳雄さんの存在を感じていて
 台詞の中でタツの事を語る時は、芳雄さんの顔を思い浮かべていました」

「芳雄は若松監督と長い付き合いがありましたが、
 私自身は、この作品が若松監督の一作目でした。
 現場では激しく檄を飛ばされましたけれども、
 直談判をすれば、必ず次回作にも何とか出してくれる
 そういう監督でしたから、次が必ずあると信じていたのに
 次がなくなってしまったという事が、本当に残念で仕方がない」
と麻由さんが語ると
「若松孝二の新作が撮られる事はないという事実は受け止めねばならない。
 でも、今も、どこの現場でも、監督だったらこう言うだろう
 こうするだろう……と考えながら表現を続けている。
 身体はなくなっても、まだ存在があるという事を強く感じている。
 監督のまなざしに恥じないように、1つ1つ演じあげていくしかない。
 そして、これまでの若松作品を改めて見なおして行く事
 作品と新たに出会っていくという事も
 また別の若松作品の『新作』のありようだろうと思っています」
と佐野さんがまとめました。

DSCN1363.JPG

濃く深く、そして静かで暖かなトークでした。
作品への真摯な向き合い方、現場での真剣勝負。
若松孝二とセッションを繰り返してきた佐野史郎さんの言葉の中にも
そして、最後の若松組の現場で新しい息吹を見せてくれた麻由さんの中にも
確かに若松孝二は生きているのだと、実感するトークとなりました。

さて、トークの追加第5弾!

5月20日(月)12:40上映終了後/15:10上映前
今回、直一郎役を演じた岩間天嗣さんがトークに駆け付けます!

明日は高岡蒼佑さんがポレポレ東中野にいらっしゃいます。
高岡さん演じる三好は、現場でも監督を唸らせる事度々。
スクリーンに現れる三好の生き様を堪能し、
そして、高岡さんの語る若松組の言葉をぜひお聞きのがしなく!

2013年05月28日

今週末はシネマ尾道で若松監督追悼特集特別企画

ポレポレ東中野での2週間の上映は
最終日に、染谷将太、安部智凛、岡部尚、並木愛枝、大西信満と
豪華な顔ぶれが勢揃いして、賑やかに終了した。
賑やかな最終日、若松監督もニヤリと見つめていたに違いない。
と思いたいのである。

さて、6月8日〜21日、シネマ尾道にて、若松孝二追悼特集上映が始まる。
その特別企画として、今週末に、井浦新、大西信満がシネマ尾道に駆け付け
近作・新作5本(『実録・連合赤軍』『キャタピラー』『11.25自決の日』
『海燕ホテル・ブルー』『千年の愉楽』)の上映とトークを行う。

■若松孝二監督追悼特集特別企画
   「井浦新×大西信満 尾道で若松孝二を語る!」
6月1日(土)「11.25自決の日三島由紀夫と若者たち」10:50〜上映後トーク
     「キャタピラー」14:15〜上映後トーク
     「海燕ホテル・ブルー」17:00〜上映後トーク
6月2日(日)「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」9:40〜上映後トーク。
     「千年の愉楽」14:15〜(上映後トークなし)
座席電話予約 絶賛受付中!
http://blog.livedoor.jp/seijun_kawamoto/archives/51158787.html

近年の若松組の柱とも顔ともなった
井浦新と大西信満のコンビネーションが魅せる濃密な2日間である。

テレビや映画のロケの合間に『日曜美術』など
各方面に活動の幅を広げて超多忙の井浦と
主演作品『さよなら渓谷』の公開を控え同じく多忙な大西が
若松孝二が生み落としていった作品をお客さまに届けるべく、
尾道での2日間を捻出してくれたのだ。


生まれてしまった作品は、観てくださるお客がいる限り
ずっとずっと一人で歩き続けていく。
「おぎゃんと生まれた時も、死ぬときも独り。
 だけど、俺が死んでも作品は残るからね」
作品を生み落とそうとする映画監督の業(ごう)。
若松孝二の言葉が、強烈に甦ってくる今日この頃である。

About 2013年05月

2013年05月にブログ「若松孝二公式ブログ 最新作速報」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2013年04月です。

次のアーカイブは2013年06月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.37