ポレポレ東中野での2週間の上映は
最終日に、染谷将太、安部智凛、岡部尚、並木愛枝、大西信満と
豪華な顔ぶれが勢揃いして、賑やかに終了した。
賑やかな最終日、若松監督もニヤリと見つめていたに違いない。
と思いたいのである。
さて、6月8日〜21日、シネマ尾道にて、若松孝二追悼特集上映が始まる。
その特別企画として、今週末に、井浦新、大西信満がシネマ尾道に駆け付け
近作・新作5本(『実録・連合赤軍』『キャタピラー』『11.25自決の日』
『海燕ホテル・ブルー』『千年の愉楽』)の上映とトークを行う。
■若松孝二監督追悼特集特別企画
「井浦新×大西信満 尾道で若松孝二を語る!」
6月1日(土)「11.25自決の日三島由紀夫と若者たち」10:50〜上映後トーク
「キャタピラー」14:15〜上映後トーク
「海燕ホテル・ブルー」17:00〜上映後トーク
6月2日(日)「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」9:40〜上映後トーク。
「千年の愉楽」14:15〜(上映後トークなし)
座席電話予約 絶賛受付中!
http://blog.livedoor.jp/seijun_kawamoto/archives/51158787.html
近年の若松組の柱とも顔ともなった
井浦新と大西信満のコンビネーションが魅せる濃密な2日間である。
テレビや映画のロケの合間に『日曜美術』など
各方面に活動の幅を広げて超多忙の井浦と
主演作品『さよなら渓谷』の公開を控え同じく多忙な大西が
若松孝二が生み落としていった作品をお客さまに届けるべく、
尾道での2日間を捻出してくれたのだ。
生まれてしまった作品は、観てくださるお客がいる限り
ずっとずっと一人で歩き続けていく。
「おぎゃんと生まれた時も、死ぬときも独り。
だけど、俺が死んでも作品は残るからね」
作品を生み落とそうとする映画監督の業(ごう)。
若松孝二の言葉が、強烈に甦ってくる今日この頃である。