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沖縄桜坂劇場「千年の愉楽」初日レポート!その1

6月21日、井浦新さん、高岡蒼佑さん、お二人が桜坂劇場入り。

若松孝二監督の最後の作品となった『千年の愉楽』の沖縄公開を前に、多くのマスコミのインタビューに答えていただきました。
沖縄の大人気ラジオ番組、ハッピーアイランド( http://blog.fmokinawa.co.jp/happy/ )の生放送の際は、多くのファンの方が見学に駆けつけ、お二人の沖縄入りを歓迎してくださいました。『千年の愉楽』の挿入歌をBGMに、『千年の愉楽』への思い、亡き若松監督への思い、そして、桜坂劇場で『千年の愉楽』と共にスタートする、若松孝二監督の追悼上映のお話等、たくさんお話してくださいました。
新聞や、雑誌の取材が終わったのは、夕方6時前。この日は夏至。沈む気配のない高い太陽に、お二人とも驚いていらっしゃいました。

6月22日、『千年の愉楽』『若松孝二監督 追悼上映』初日。

晴天の空の下、朝から長蛇の列。若松監督のいらっしゃる日、沖縄はいつも怖いぐらい晴れていたことを思い出します。この日も、ギラギラと照りつける太陽に、真っ青な空と真っ白な雲。そして、チケットを求める琉球美人の大行列。監督にもお慶びいただけている事と思います。
こうして、待望の『千年の愉楽』沖縄での初上映がスタートしました。
上映終了後、お二人の登壇を待つ会場の空気は、沖縄の夏にも負けない程の熱気に包まれました。
まずは高岡蒼佑さんがご紹介され、壇上へ。鳴り止まない拍手の中、続いて井浦新さんが登場。
興奮絶頂の中、高岡さんから、にこやかに「めんそーれー」と、沖縄の方言でごあいさつ。客席が一気におだやかな空気になりました。
ごあいさつの後は、早速質疑応答タイム。お二人の美しい瞳に見つめられ、緊張し、恥じらいながらも、皆さん、一生懸命質問し、感想を伝えてくださいました。

『出演されたきっかけは?』
『美しく生まれてしまったことでのご苦労は?』
『ご自身が演じた役について、井浦さんは彦之助を、高岡さんは三好を、それぞれどう感じますか?』
『若松監督の映画に、いつも強さと怖さを感じていて、気を張って観ていた。でも、今回は強さはあるけれど、おだやかに観られた。』
『三好は自分で命を断った。他の人とは少し違う。この血を断ち切りたかったのではないか、と感じた』

等等。
お二人とも、とても丁寧に答えられ、充実した舞台あいさつは、40分近く続きました。
「高岡くん、三好、すきでしょ。楽しく演じてるな、と思って見てた」と井浦さん。高岡さんは、「高岡君の好きにしていいよ」と監督に言われ、「“言ったな~。よっしゃ~、やってやる!”と思った」のだとか。もともと、おことわりするつもりで台本を読まれた高岡さんは、三好にご自身が重なったのだそうです。「他の誰かにこの役をゆずるよりは、お話をいただいた自分がやりたい」と思い、出演を決意されたのだそう。井浦さんは、物語の始まりともいえる大切なシーンの撮影を前に、監督から『このシーンがどれだけ大事か分かってるだろうな』と、かなりのプレッシャーをかけられたのだそうです。見事に、監督の期待に応えたお二人。お話を伺い、『もう一度観たいと思った』という感想も多く寄せられました。

舞台あいさつの後は、若松組のお約束、大サイン大会。お一人お一人と丁寧に接し、サインはもちろん、握手に写真撮影と、どこまでもサービス精神旺盛なお二人でした。
この後、ラジオに生出演後、劇場に戻り、井浦さんは若松孝二監督追悼上映、『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』の上映の舞台あいさつへ御登壇。その後お二人で再びラジオ出演。そしてテレビ出演、と、大忙しの1日でした。

『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』の舞台あいさつでは、骨折を理由に、一度は出演をお断りされた井浦さんが、若松監督に怒られてしまった、というエピソードや、出演を決意させた監督からの「新くんの三島をやってくれればいいんだ。三島に近づける必要はないよ」というラブコールの話、震災直後、迷う事無く撮影に挑んだ監督の強い意志と作品への思い等、井浦さんしか知らない監督の思い出がたくさん語られました。
「11.25自決の日...」の撮影後、立て続けに撮った『海燕ホテル・ブルー』まで話が及び、濃厚な舞台あいさつとなりました。


この日、井浦さん、高岡さん、そして劇場スタッフも、沖縄の夏の太陽に体力を奪われ、ややグッタリ。そこで、沖縄の珍味であり、ウチナーンチュの精力の源、「山羊(ヒージャー)」を食べに行きました!

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2013年06月24日 17:52に投稿されたエントリーのページです。

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