10月17日は、下高井戸シネマにて
「千年の愉楽」「メイキング」上映とライブとトーク。
そして、ポレポレ東中野にて、
若松孝二デビュー作「甘い罠」上映とライブとトーク。
どちらの劇場も、ライブとトークは同じゲスト。
ライブは、ジム・オルークさん、渚ようこさん、中村瑞希さん。
トークは、井浦新さん、大西信満さん、辻智彦さん。
ポレポレ東中野のチラシが出来上がった。
若松監督デビュー作「甘い罠」
これまで、「俺が唯一、一人でホンも書いて作った作品だよ。
お巡り殺したら、これが学生たちから大受けで…」と
話にはよく聞いていたけれど、観る機会はなかった。
技術スタッフの方がうんとベテランだから
自分でカットを100枚切り抜いて作ったクラップブックを手に
「次はこのカットでお願いします」って頭を下げながらやったと言っていた。
最初の一歩から、気が遠くなるような小さな一歩一歩を重ね続けて
毀誉褒貶はげしくとも何のそので、作品を作って来たのだなあと思う。
監督の背中が遠いなあと思ってたら、気づくと真横でゆっくり歩いていたり
時々、背後で子どものように遊んでいたりしていたなと思う。
それが、若松孝二の歩んで来た道だったんだなと思う。
これから10月に入ると、文芸坐でのオールナイトや
函館での追悼上映や、名古屋、大阪での上映などが続く。
あっという間に一周忌である。
監督の最後の最後の打ち上げ花火を、きれいにあげて見送ろう。